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司法試験塾 伊藤真 試験合格の「モチベーション維持」 4つのコツ

人格

伊藤真さんは司法試験受験塾の塾長で、今も現役の講師として司法試験受験生に講義を行っています。
著書「続ける力 仕事・勉強で成功する王道」には、司法試験受験と受験生との体験が主体になっていますが、神学試験や各種資格試験などに通ずるノウハウやコツがぎっしりと詰められています。

この項では、それら様々な試験に適応できるモチベーションの維持について4つのコツをご紹介します。

 

三日坊主でも「例外」を「原則」に替えれば続けられる

自分で決めたこと、興味あるからはじめようとしたことが続かないことってよくあります。
俗に言う三日坊主ならいいですが、初日や2日目で辞めてしまっていて、気づいたら結局あの決意は何だったんだろう、と…

伊藤真さんも体重増を気にして筋トレダイエットを始めましたが長く続かず、一方で、塾の講義スケジュールの都合上しかたなく早めに夕食を食べるしか手立てがなくそうしていたら、いつの間にか、意図しないで、3ヶ月後にマイナス3㎏体重が減っていました。

このときに、今まで日常的にやっていなかったことをいきなり始めるのは脳が拒否反応を示して長続きしないのだと悟ったと言います。

そして、このように述べられています。

とくに大人の場合、生活や人生の型がある程度決まり「原則」ができてしまっているので、そこに「例外」をプラスして続けていくのは難しいことです。
どんなに簡単なことであっても、好きなことであっても、自分にとって「例外的な、特別なこと」としてやっているかぎり、どうしても精神的にきつくなります。
そこで、新しく始めることを、毎日の歯磨きのように自然なこととして受け入れられるようにすることが、「続ける」ための、最も大きなポイントになるのです。

 

さらに、原則化するためのコツの教示も。

私の場合、「早めの夕食」は、仕事の段取りを含めた一日のスケジュールを見直したことで「原則」になりました。
これに対して、筋トレは、物理的にも心理的にも「原則」にすることができませんでした。

何度かトライしても「原則」にできないことは、いまの自分には「続けられない」ことなのだと見切ることも、場合によっては必要です。
「たった5分」「たった10分」のことでも、「原則」にできないものは続きません。続けられるかどうかは、かかる時間の多少では決まりません。

つまり、起床時の洗顔、夜寝る前の歯磨きのように、それをしないと気持ち悪いレベルまで原則化(日常化)することが原則になるのです。
そして、それが続けるから続いているにつながるのです。
何か新しいことを始める場合には、「それを生活の原則にする」という、意識の組み換えが大事だということなのですね。

「忙しくて時間がとれない」ことは、続けられない理由にはならない』のです。

「やればできる、必ずできる」と信じる

やればできる、必ずできる」という言葉は、伊藤真さんが「伊藤塾」立ち上げの頃から、ずっと受験生に毎日のように伝えている言葉です。受験生の中にはこの言葉を紙に書いて机の前に貼りだしている人も多いといいます。

また、ある受験生は司法試験の本番でミスに気づいて集中力が切れそうになったとき、この言葉を念じて乗り越えることができたという人もいます。
ある意味、呪文、真言といっても過言ではありません。

この「やればできる、必ずできる」という言葉は、伊藤真さんのお父さんが中学教師をしていたとき、生徒さんが「南極に行きたい」と相談して、お父さんは「こういう大学に進んで、こういう勉強をして、こういうところ就職すれば、南極探検隊に入って、南極に行ける」とアドバイスしたことがきっかけでした。

その生徒さんは、何年かして、南極の氷を持って伊藤真さんのお父さんにお礼に来ました。
ただ単に親父の口癖程度にしか訊いていなかった伊藤真さんは、このときはじめて、「やればできる、必ずできる」のパワーを目の当たりにしたのでした。

そうして、伊藤真さんご自身も「やればできる、必ずできる」をいろんなところで実体験し、それが今では伊藤塾でも塾生なら誰もが信じて実践している「やればできる、必ずできる」になったのです。

この言葉で、
この「やればできる、必ずできる」という言葉は、裏返せば「できるんだから、そのときになってからやるよ」に通じます。

「じゃ、いつやるか。今でしょ!」の林修先生が聞いたらひっくり返りそうな言葉ですが、サイト管理人の高校時代にも、国語の先生が同じようなことを何回も説いていました。

「あなたは、やればできるんだから」とは言わないことにしている。

そのかわり「やらないとできないのよ!」と言う。

いつやるか、ですが、林先生の言葉のとおりで、今、そのときにやらなければ、時はどんどん過ぎて行ってしまいます。

合格した人はみな、「塾長の言うとおりでした。本当に、やればできるんですね」とお礼の言葉を述べられるそうです。

もうダメだと思うときこそ、ゴールが近い

やればできる、必ずできる」と並んで伊藤塾がモチベーションを維持する言葉として掲げているのが「もうダメだと思うときこそ、ゴールが近い」の言葉です。

伊藤塾では最難関と言われる司法試験で、早い人で1年、平均すると3~4年で多くの人が合格しています。
この3~4年間のモチベーション維持が大変なんです。

学生や社会人受験生が多いのが司法試験受験生の特徴ですが、本業がある上に司法試験の学習が重なるとどこかでどうしてもモチベーションが途切れることがあります。
しかも上述のように平均3~4年での合格が多い受験期間で、その間に2回~3回不合格を体験するとなおさらモチベーションが下がります。
さらにはスランプに陥って抜け出せなくなることも多いでしょう。

伊藤塾では「もうダメだと思うときこそ、ゴールが近い」をモットーに、スランプはゴールが見えてきているからだと伝えています。

伊藤真さんも学生時代にお父さんに連れられて山登りをしたとき、いちばん苦しかったのは、頂上が見えてからの最後の行程だったと振り返っています。すぐそこに頂上が見えているのに、なかなかたどりつかない。
この経験と伊藤真さんご自身の司法試験受験体験と、受験指導の経験があるから、スランプに陥る受験生は合格というゴールが近いのだと確信するそうです。

こういう考え方もできます。スランプに陥るのはそれだけやってきているからでもあります。やってきたけどでもなにかが足りないと自分でそのなにかが分からないまま、なにかを感じているんでしょう。
そのなにかが分かったとき、あとはゴールに向かって一気にいけるんだと思います。

ゴールのさらに一歩先をイメージする

司法試験受験生にとってのゴールは、実は、司法試験合格ではないと伊藤塾・伊藤塾長は言います。
法律家になって自分のやりたい仕事をすることがゴールだというのです。この「ゴールのさらに一歩先をイメージする」は、「やればできる、必ずできる」「もうダメだと思うときこそ、ゴールが近い」に並んで、伊藤塾のモットーになっています。

司法試験に合格して、弁護士として弱き依頼人を弁護する姿や裁判官になって正しい法の裁きを行ったり、検事として悪を許さない正義の万人の姿を思い浮かべて、合格の後にはそういう自分になっていたいとイメージしながら学習していくことで、モチベーションが高まるというのです。

ですので、伊藤塾では司法の現場で活躍しているかたを招いて講演会をしたり、講義の合間に、お勧めの本や映画を紹介したりしています。

「ゴールのさらに先をイメージする」の効果は、司法試験にすでに合格するのは既定の事実なんだと自分の深層心理に刻む効果もあります。
合格して、法曹界で活躍している自分をイメージするのですから、合格していなければ話になりません。

自分は合格することに決まっている、あとはその筋道にのってコツコツと続けていくだけと思えれば、先の見えない不安はかなり解消されます。
自分がゴールだと思っていることの、さらに一歩先をイメージすることは、努力を続けるための大きな原動力になるのです

 

まとめ

合格すればその先は法律家としての輝かしい仕事が待っているとは分かっていても、合格まで3年も4年もかかるのでは、その間に挫折と絶望を味わうのは仕方ありません。
何人もの人たちが諦めて去って行くことでしょう。

しかし、伊藤真さんは、「やればできる、必ずできる」と鼓舞して、去って行きかけた人たちにもう一度やる気を出させて、そして司法試験に合格した人を何人も見てきています。

諦めたらそれまでやってきたことが終わります。終わらせないためにも、モチベーション維持のコツをしっかり身に染みこませたいものです。

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